耐震補強事例 - 接合部の補強を目的とした補強事例
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耐震診断の結果、1.13点と安全な住宅であることが確認できて安心した。つい最近リフォームを実施したばかりなのだが、平成12年6月より木材の接合方法に関する規定が明確に定められた事を知り、接合部の補強を中心に補強工事を実施した。 |
A(基礎・地盤) | 1.00 |
---|---|
B×C (建物の形・壁の配置) |
1.00 |
Re・x=1.00 | |
Re・y=1.00 | |
D×E (筋交い・壁の割合) |
1.13 |
D・Ex=1.13 | |
D・Ey=1.23 | |
F (老朽度) |
1.00 |
補強前の評点1.13
- 剛心(壁の強さの中心)
- 重心(重さの中心)
築25年の建物(昭和56年以前)だが、耐震診断の結果では偏心率・壁量共に基準はクリアーしている。想定される東海地震に耐える構造にする為に、耐震診断の結果には反映されない接合部の補強や、1階・2階の耐力壁線を整えるなど、さらに一歩進んだ耐震補強を検討することになった。 |
A(基礎・地盤) | 1.00 |
---|---|
B×C (建物の形・壁の配置) |
1.00 |
Re・x=1.00 | |
Re・y=1.00 | |
D×E (筋交い・壁の割合) |
1.27 |
D・Ex=1.27 | |
D・Ey=1.31 | |
F (老朽度) |
1.00 |
補強前の評点1.27
- 剛心(壁の強さの中心) 重心(重さの中心)
- ホールダウン金物設置箇所・・・4箇所
- 壁補強工事箇所・・・3箇所
壁量・バランス共に特に大きな問題はない住宅なので、接合部の補強にはコストを安く抑えられる外付けホールダウン金物を使用した。また、耐力壁線を整えるため壁を新設する必要があったのだが、通常たんすで隠れている開口部を壁にすることで、特に従来の生活に支障をきたすことなく壁補強が可能となっている。 |
■改修工事(工期5日)
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- ①
- 補強箇所
施工箇所の現状。たんすで開口部はふさがれている。
- ①
- 補強箇所
筋交い設置状況。三ツ割の筋交いをたすき掛けで利用。壁倍率3倍。
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- ①
- 補強箇所
室内解体後、新設基礎打設時にホールダウン金物設置用アンカーボルトも設置。
- ①
- 補強箇所
工事後の室内。たんす奥の壁を新設した。生活に支障をきたすことなく、壁が設置されているのがわかる。
-
- ①
- 補強箇所
土台及び柱の新設状況。
- ①
- 補強箇所
柱頭部、筋交い設置状況。
- ①
- 補強箇所
屋外の外付けホールダウン金物設置状況。鉄板サイディングを囲うし、ホールダウンを設置した。
- 概算工事代金
- ¥1,249,500(税込み)